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その時々の面白さ。「おんなの窓 1&2 そうなの独身、まさかの結婚篇」伊藤理佐 kindle版

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 以前、同じような感想をこのブログに書いたことがあるのです。

 

 自分の身の回りのことや自分に起こったことを面白く書いて何万アクセスされるようなブロガーさんは天才なので、私には真似できないし、真似できるわけもないと。

 そして漫画家、伊藤理佐さんは自分の身の回りのことや自分に起こったことを面白く漫画にしてしまう天才であると。

 

 そのようなことを書いたのです。

 

 今回紹介する「おんなの窓 1&2 そうなの独身、まさかの結婚篇」もそのような伊藤理佐さんの才能が発揮された、イラスト+ミニエッセイ+短めの漫画からなる本です。

「おんなの窓 1&2」とタイトルにあるように「おんなの窓」1巻と2巻がセットになって文庫化したのものがこの本です。なぜか得した気持ちになります。

 

 2004年から2008年に書かれたものの文庫化ですから少しばかり昔の本になりますが、古くなった感じはほとんど無いというか無いです。

 

 この本の内容なのですが本当に作者の身の周りのこと、作者に起こったことしか描いていないのです。それなのに面白いし、笑わせてもらえる作品なのです。

 ダスキンのスタッフとの会話とか、妹との話とか、猫の話とか、編集者の話とか、風邪をひいた話とか、その他もろもろ全部面白くなっています。

 

 その時々を面白く描くんですよね。時間をうまく切り取って自分の感情も描いて、それがとても面白いのです。

 その時々を切り取った作品だからこそ、何年か前の作品でも古さを感じないし読み返しても笑わせてもらえるのだと思います。

 

 作品の後半、作者は結婚します。お相手は同じ漫画家の吉田戦車さん。早速ネタにされているのですが、まだ浅くいじられている程度といった感じです。結婚していない前半に比べて漫画の表現がなんというか、かたい感じがします。

 

 結婚という人生の節目の緊張感がこちらにも伝わってきます。それでも面白いです。

 

 

おんなの窓 1&2 そうなの独身、まさかの結婚篇 (文春文庫)

おんなの窓 1&2 そうなの独身、まさかの結婚篇 (文春文庫)