幅がひろい、実用的コーヒー本。「おいしい珈琲を自宅で淹れる本」 富田佐奈栄

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 自宅でコーヒー派の私は、本の題名で読むことにしたのです。題名に釣られることも多々あるのでじっくり読み進めました。

 

 著者の富田佐奈栄さん、著者プロフィールを読むとカフェ開業スクールの学園長さんとなっています。

 この本は、カラー写真本と言っていいと思います。そこに著者の解説が付いている感じの本で、150ページ強の本です。

 

 まず、豆から抽出までのざっとしたチャートが書いてあって、これでコーヒーの淹れ方の流れがわかります。同時にこの本の構成もだいたいそうなっているのでわかりやすいです。

 

 豆の選び方、挽き具合。著者はページの前半に持ってきました。枚数は少なめですが、実用的でわかりやすい解説がついています。私には好感ポイントです。豆は大事なので。

 

 次に抽出が来るわけですが、ここにはかなりのページ数を割いています。本の題名が、おいしい珈琲を「自宅で」淹れる本、なわけですから、一般の人用自宅向け抽出法のみ書いてあると思いきや、そうではなくサイフォン、ネルドリップ、エスプレッソマシンまで解説してあります。

 

 ここでは、一般向けであるペーパドリップの情報を増やして欲しかったな、と思います。サイフォン、ネルドリップとかはおいしい珈琲は淹れられるけど、手間が一般人的にはかかりすぎると思うので。カフェ開業スクールの学園長ならではの記述なのかなと感じました。

 

 次に珈琲を使ったアレンジコーヒーが紹介されているのですが、この章は本当にカフェメニューといった感じで、自宅カフェを自分で作って自分で味わうのなら、このアレンジコーヒーレシピも役には立つと思います。

 

 最後に産地別ブランド豆の紹介があって、この本は締めくくられます。ここも私は枚数をもっと割いて欲しかったです。

 

 全体としては、自宅カフェを自分で楽しむための本、といった感想が妥当であるかと思います。記述の幅はひろく、コーヒーの知識をまんべんなく得られそうです。カラー写真のページも見やすく、丁寧な説明も嬉しいです。

 

おいしい珈琲を自宅で淹れる本

おいしい珈琲を自宅で淹れる本