震災と親 「まんが親」第2巻 吉田戦車 kindle版

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  子育て漫画「まんが親」第2巻 kindle版です。

  震災のあとの吉田家の話から始まります。首都圏の節電事情から妻が実家のある長野県に帰省。羽を伸ばしつつ、寂しさもおぼえる作者。

 あの頃の首都圏はそのような状況だったのだなとわかります。「まんが親」は日記のように進んでいくため、その時起きたことが時系列的に描かれていきます。

 「まんが親」第2巻は震災の雰囲気が背後に見え隠れする、というかあの頃、幼い娘を持った親の緊張感が伝わって来るようです。漫画そのものに震災が描かれないページでも日記風な為、何となく伝わるものがあります。

 

 作者の吉田戦車さんは、岩手の生まれです。家族と離れて漫画家仲間たちとボランティアに汗を流す様子も描かれます。

 被災地から、まだ言葉がうまく話せない娘さんと電話でのやり取りに、ホッとする様子が良いです。

 

 子連れ両親の旅もかなりの量を割いて描かれています。親の仕事の都合だったり、家族旅行だったりするわけですが、長崎、高知、奈良など、旅をするのです。旅の様子も面白く書きつつ、目線は娘さんをしっかり見つめていて、ああ子育て漫画であるなと、その線は外さないのだなと思いました。

 

 娘さんも2歳頃は反抗期を迎えます。「魔の2歳児」の頃ですね。

 娘さんの2歳頃の反抗期に、将来の親離れを感じて怯える男親、という表現は泣けます。娘と男親の関係は微妙ですね。

 

 

まんが親(2) (ビッグコミックススペシャル)

まんが親(2) (ビッグコミックススペシャル)

 

 

  第1巻の記事はこちらです。

 

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