父からみた子育て 吉田戦車 「まんが親」第1巻 kindle版

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 吉田戦車さんの「まんが親」kindle版 第1巻です。この漫画のことは全然知りませんでした。熱心な「漫画読み」というわけではないので、知らなくても仕方がないところです。

 以前ブログに書いた 伊藤理佐さん作「おかあさんの扉」に「夫」の人として登場していて、かつ漫画家である吉田戦車さんの「父親」からみた子育て漫画です。

 

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 「おかあさんの扉」と「まんが親」。「まんが親」第1巻あとがきによると、子育て漫画とは作者自身は書いていなくて「いわゆるエッセイマンガ」と書いています。

 そして、「エッセイマンガのトップクラスに位置するレベル」の漫画を描く 妻、伊藤理佐さんと同じテーマを描くことについて「実に描きづらい」と、正直な感想をのべておられます。

 

 漫画の形式から見ると 「おかあさんの扉」は四コマ漫画で、「まんが親」は普通の漫画の形式をとっています。

 内容も「おかあさんの扉」が、子育ての面白話を四コマで切り取っていくスタイルであるのに対して、「まんが親」は子供の成長を中心とした日常生活を切り取っていく、日記のようなスタイルです。

 「男親」と「女親」で「娘」に対する考え方の違いのようなものがあるのだ、ということもありそれが、それぞれ別の面白さを生んでいます。

 

まんが親(1) (ビッグコミックススペシャル)

まんが親(1) (ビッグコミックススペシャル)

 

  「まんが親」第1巻は 妻の妊娠が判明するところから始まります。夫である作者はそれを喜びつつ戸惑いつつ日々を過ごし、出産、子育てと、日記のように漫画は進んでいきます。もちろん子供の成長、子供の面白さが描かれています。それを作者である父がどう感じたとかどう喜んだとか、どう戸惑ったかとか、作者の内面の感情も描かれていて、どちらかといえばそのような心模様が中心かもしれません。

 

 子育て漫画であるとともに、父の心を日記風に描いた漫画であると言えると思います。「おとうさんはこの時、こんなことを思っていたんだ」という日記、それを漫画にするとこうなるのでしょう。